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10ヶ月健診における食事内容聞き取りとその転帰

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演題

 10ヶ月健診における食事内容聞き取りとその転帰

所属・演者

 つちだ小児科 土田 晋也(医)

抄録

 10ヶ月健診時に食事内容を聞き取り、その後の食事指導に活用した。対象は昨年9月~今年5月に当院で10ヶ月健診をうけた107名。
【聞き取り項目】食事内容(アレルギーの有無、制限の有無)、食事回数、哺乳内容、兄弟、保育園、家族アレルギー歴、体重増加。
【結果】食事制限していた人25名(24%):そのうち6名はアレルギー症状あり。19名はアレルギー症状ないのに制限(卵料理17名、乳製品1名、肉1名)。食事指導により1才までに、アレルギー症状あった6名のうち3名、アレルギー症状ないのに制限していた19名中18名が制限不要となった。残り1名は炒り卵摂取後に嘔吐、全身蕁麻疹を来しアナフィラキシーショックと他院で診断された。
【結語】10ヶ月健診を利用した食事指導により、21名(84%)が早期制限解除となったが、1名はアナフィラキシーショックを来してしまった。食事指導法は今後の検討課題である。

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