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採血や点滴の際に親に抱っこしてもらう方法の有用性について

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演題

採血や点滴の際に親に抱っこしてもらう方法の有用性について

所属・演者

くまがいこどもクリニック(尼崎市)
      ○中村朱里、朝賀智恵子、櫻井淑子、新垣純子
       森田多恵子、道之前直美、水口智美、小澤典子

抄録

【目的】採血や点滴などの処置の際、子どもの苦痛を少しでも軽減できるよう、また親と一緒に行えば子どもも親も安心してできるであろうと、親に抱っこしてもらい処置を行う方法を取り入れた。処置の際に親が抱っこすることは、付き添いや介助をするより子どもの頑張る力を引き出せるか? 親子とも安心して処置を受けることができるか? 医療者側のメリット、デメリットは何か? を目的として前方視的に検討した。
【対象・方法】2011年9月から2012年7月末までに、採血や点滴などの処置をした651件に対し、抱っこによる処置、親へのアンケート、看護師による観察などについて検討した。
【結果】抱っこ処置は264件で全体の41%。抱っこ処置を行った年齢は1歳27件、2歳64件、3歳62件、4歳55件、5歳30件、6歳18件、7歳以上8件であり、2歳以上の子どもは90%以上が可能であった。また、1歳でも20%あまりが可能であった。約70%の子どもはあまり動かずにでき、処置の際に子どもと一緒にいたいと希望した親は約60%であった。親に対するアンケートでは、一緒にできてよかった、安心してできた、今後も一緒がいい、との回答がほとんどであった。
【考察】抱っこでの処置は利点が多く、有用性が高いと考えられる。しかし途中で中止となった例もあるため、子どもの反応や親の協力性などを見極め、その子に応じた処置を選択していくことが大切である。また、親の協力が必要なため、今後は処置前の親への説明をさらに配慮し、より良いポジショニングができるよう工夫していきたい。

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