小児の総合医療と外来医療に関する研究と教育、そして小児医療の向上を目指して!

シンポジウム 離乳食のガイドラインを考え直そう

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演題2:シンポジウム

 卵黄先っておかしくないですか?

所属

 にしむら小児科(高島市)
 

演者

 西村龍夫

 現在の厚生労働省の授乳・離乳の支援ガイドには、卵黄は生後5-6か月の離乳初期から、卵白は生後7-8か月の離乳中期から全卵で開始すると記載がある。我々は2023年にウェブアンケート調査を行い、保護者が卵黄を開始した月齢は中央値6か月であったが、卵白は8か月と遅かった。過去の調査から食物アレルギーのハイリスク群ほど早期から卵白抗原を与えるべきであり、ガイドラインの記載は卵白を与える時期を遅らせることにつながっている可能性がある。卵黄の中にも軽微な卵白抗原が含まれるが、それは調理の仕方や調理後の冷やす時間などによって変動し、少しずつ卵白抗原を食べさせるという目的には適しない。また、乳児期には卵黄による食物蛋白誘発性胃腸炎(FPIES)の発症が稀ではなく、卵黄でおう吐があった場合には卵白を食べさせることができない。現在の卵黄を先に食べさせる方針には様々な問題がある。シンポジウムでは乳児にどのように卵を食べさせるかについて考えたいと思います。

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