小児の総合医療と外来医療に関する研究と教育、そして小児医療の向上を目指して!

養育者に対するホームケア指導 ~病院でできること~

<= 「第26回近畿外来小児科学研究会」に戻る

【要望演題】

 養育者に対するホームケア指導 ~病院でできること~

所属・演者

 済生会滋賀県病院小児科  伊藤 英介

抄録

 近年、外来では小児プライマリ診療が見直されてきている。ワクチン、抗菌薬の適正使用、経口補水療法の普及により、酸素投与、静注抗菌薬、輸液など入院絶対適応となる症例の減少が実感される。
 一方で、絶対適応がなく外来観察が可能な症例でも、養育者が不安を訴えることは多い。このような不安の訴えは、経験の乏しい若い養育者のみならず、「熱には抗生剤」「嘔吐には点滴」といった従来のプライマリ診療を経験した養育者にも見受けられる。
 このような症例に対して、当院では入院でホームケア指導を行っている。On the Job Trainingとして発熱、頭痛、呼吸症状、消化器症状に対する観察を行いながら、解熱剤の使用、経口補水療法、気道分泌物の対処などを医療者と一緒に行い、治癒経過を経験して頂く。養育者だけでなく、若手医師、看護師の成功体験、教育効果も実感される。当院の取り組みを紹介させて頂く。

a:1225 t:1 y:1

powered by Quick Homepage Maker 4.73
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional