小児の総合医療と外来医療に関する研究と教育、そして小児医療の向上を目指して!

当院小規模保育所における場面緘黙の対応

<= 「第38回近畿外来小児科学研究会」に戻る

演題

 当院小規模保育所における場面緘黙の対応

所属

 にしむら小児科(柏原市)

演者

 西村弥生子 他

抄録

 場面緘黙は、「他の状況では話すことが期待されている特定の社会状況(例えば園や学校)において話すことが一貫してできない」状態であると定義されている。2~5歳で発症することが多いが、「引っ込み思案な子」「おとなしい子」といった性格的なものとして扱われやすく、実際には多くの場面緘黙児が潜在しているものと思われる。場面緘黙児は発話がないだけでなく自発的活動が妨げられることもあるため、症状が固定化し社会適応に困難を来す可能性は高いのだが、幼児期には大きな問題行動を起こさないため、「そのうち話す」として積極的な介入は行われていないことも多い。症状の遷延を防ぐためには早期診断、早期対応が必要である。
 当院小規模保育所において、場面緘黙児に対し保育、療育の連携により支援と対応を開始した症例について、その経過を報告する。

a:136 t:1 y:0

powered by Quick Homepage Maker 4.73
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional