たかがインフルエンザ、されどインフルエンザ-外来診療における実情
演題
たかがインフルエンザ、されどインフルエンザ-外来診療における実情
所属・演者
にしがき小児クリニック(堺市東区) 西垣正憲
抄録
インフルエンザの診療は近年、大きく様変わりした。迅速診断が可能になり、抗インフルエンザ薬も数種類使えるようになった。このことで、患者の受診行動の変化をもたらした。診断や治療が進歩した一方で、外来におけるインフルエンザの診療には、新たな迷いや悩みも出現した。診断、特に迅速検査結果の評価、予防接種の効果、出席停止などの感染予防について、保護者の考えと医療者の考えに食い違いがあるように思われる。外来診療における経験を紹介して、現在のインフルエンザ診療の問題点を報告する予定である。
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