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2016年に大阪で発生した麻疹アウトブレイクについて

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緊急企画 演題名

 2016年に大阪で発生した麻疹アウトブレイクについて

所属・演者

 大阪府済生会中津病院臨床教育部長、感染管理室長、ICT 安井良則

座長

 福田弥一郎(福田診療所/大阪市西淀川区)

抄録

 2016年8月から9月にかけて大阪では関西空港を中心とした麻疹のアウトブレイクが発生しました。2015年3月に日本はWPROから麻疹排除の認定を受けましたが、それから1年あまりで今回の事態を招きました。
 かつては毎年推定で数十万人もの国内発症者が出ていた麻疹は全数報告となった2008年より報告数の減少が続き、2016年も昨年よりは増加したとはいっても第39週現在で200名を超えるものではありません。一方、今回のアウトブレイクの中心は20~30代の成人であり、日本国内・国外から毎日多数の人々がやってきては通過していく空港において起こったものです。麻疹の感染力と影響の大きさを考えると、現在この程度で収まりつつあるのは幸運であったといえるのかもしれません。
 本研究会においては、今回のアウトブレイクの経過を踏まえてその誘因や、今後行っていくべき対策について会場の皆様と考察していけたらと考えています。また、せっかくメディア報道等によって、麻疹含有ワクチンの接種率が高くはない年齢層の成人から接種の希望があっても、瞬く間に枯渇してしまったMRワクチンの供給体制についても少しお話できたらと思います。
 最後には、麻疹とは直接関係はありませんが、この機会をとらえて保育園サーベイランスの現状についても報告できればと思います。

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