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鼓膜所見有無によるRSウイルス感染症の予想

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演題

鼓膜所見有無によるRSウイルス感染症の予想

所属・演者

つちだ小児科 土田晋也

抄録

今年のRSウイルス感染症流行は夏から始まった。例年と異なるこの流行は、中耳炎を合併する下気道炎が何時になく多いことから察知可能と個人的に感じていた。この仮説を検証するため以下の検討を行った。【対象】12年8~10月に当院を受診した下気道炎患者(喘鳴や鼻汁のため呼吸困難をきたした患児)のうちRS感染症を疑い迅速診断した94例(陽性54例、陰性40例)【診断にかかわる説明因子】年令、性別、発熱、鼻汁、喘鳴、呼吸困難、鼓膜所見(気密耳鏡とチンパノによる詳細な観察)【期待される結果】鼓膜所見有無によってRS迅速診断陽性期待値が大きく異なれば私の個人的印象が正しい根拠となる。発表当日は症例数をもう少し増やして多変量解析結果を報告予定である。

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