診療所版J-SIPHE(OASCIS)の紹介と活用について
演題
診療所版J-SIPHE(OASCIS)の紹介と活用について
所属
1)まえだ耳鼻咽喉科クリニック、2)国立国際医療研究センター病院
演者
○前田雅子(薬)、前田 稔彦(医) 1)、松永 展明(医) 2)
抄録
当院は2022年、抗菌薬の使用状況を把握するために診療所版J-SIPHE(OASCIS)に登録しました。OASCISにデータを登録したことで、当院では自院の抗菌薬使用実績が自動的にグラフ化され、自施設の処方傾向を簡単に把握できるようになり、加えて全国や他施設との比較が容易になりました。さらに、意図せずではありますが、OASCISの活用で2024年に新設された抗菌薬適正使用体制加算(5点)の取得条件を満たし、実際に加算につながりました。しかし、OASCISにデータを登録し加算対象条件を満たした施設は全診療所の約1%に過ぎません(2024年6月時点)。OASCISがより適切な抗菌薬処方に活かされるために、当院での活用事例を紹介し、データ登録施設の増加やOASCISの活用に関するご意見を伺いたいと考えています。
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