登校しぶりを呈する子どもの臨床的検討
演題
登校しぶりを呈する子どもの臨床的検討~症例と対応から
演者
○西村 弥生子(医),西村 龍夫(医)
所属
にしむら小児科(柏原市)
抄録
当院における発達支援ルームでは、発達外来・言語聴覚訓練・心理相談を行いながら診断や療育、地域との連携に取り組んでいる。特に、集団に適応しにくい子どもに対する環境調整は重要課題であると認識している。不登校の定義にあてはまらないものの、「登校しぶり」を示す子どもたちが多く存在する。行動の背景にあるその子たちの「辛さ」を発達特性から理解しようと努めることと、具体的な助言や積極的に配慮を求めていくことが支援者に求められる。継続的に発達外来や訓練に通院している子どもたちの「登校しぶり」の理由とその状況をまとめ、事例とともに報告する。ストレスなく登校できる支援選択と同時に、自分のペースを守るために登校しない選択のバランスを考えていきたい。
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