気管支喘息発症のリスク因子を調べてみませんか
演題
気管支喘息発症のリスク因子を調べてみませんか
所属・演者
にしむら小児科(柏原市) 西村龍夫
抄録
近年、保育所などの集団生活の普及により、低年齢からの喘鳴児を経験することが多くなりました。こういった児の多くはいわゆる「喘息性気管支炎」であり、RSウイルスやライノウイルスなどによる下気道感染症と考えられます。一方、小児気管支喘息ガイドラインでは、3度以上喘鳴を繰り返せば乳児喘息と診断し、早期治療的介入(early intervention)をおこなうことを推奨しています。しかし、乳児喘鳴が年長児の気管支喘息のリスクであるのかどうかは、明確なデータは示されていません。そこで、麻疹・風疹ワクチンの第2期を接種しに来た子どもさんを対象にして、接種時の気管支喘息の有無と、乳幼児期の喘鳴や、成育歴、家族歴、アレルギーの有無などのアンケート調査を行いたいと思っています。調査結果を多変量解析することで、気管支喘息のリスク因子を探すことができます。詳細な調査内容は研究会で発表させて頂きます。ご参加して頂ける施設を募集しております。よろしくお願い申し上げます。
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