当院保育所での食物アレルギーへの対応
演題
当院保育所での食物アレルギーへの対応
所属・演者
にしむら小児科 小規模認可保育所つくし(柏原市)
◎米野悦子、滝口和枝、山本愉加利、西村 龍夫
抄録
当院では2015年4月から小規模認可保育所を開設しています。2016年3月現在で15名のお子さんを預かっていますが、これまで3名の入所児に食物アレルギーの対応を行っています。1名は生後3ヵ月で入所。父親にアトピー性皮膚炎あり。乳児湿疹強いため、卵白、小麦等のミックスパウダーを食べさせることになりました。徐々に増量し、生後5ヵ月から卵白食開始しています。現在生後10ヵ月で食物制限ありません。1名は生後6ヵ月で入所。7ヵ月で初めて卵ボーロを食べさせると顔面にじんましんが出現。卵白の少量投与を6週間続け、制限解除となりました。1名は入所時11ヵ月。生後直後からアトピー性皮膚炎でアレルギー専門病院に通院し、小麦と卵白の完全除去を指示されていました。入所時から卵白と小麦の少量負荷を開始。増量の途中で感染に伴い全身じんましんを2回経験しましたが、約3ヵ月で完全解除となりました。
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