当院で行っているプチ子ども食堂の報告
演題
当院で行っているプチ子ども食堂の報告
演者
西村龍夫(医)
所属
にしむら小児科
抄録
当院では2018年1月から“プチ”子ども食堂を開設している。従来のように日時を決めて子どもたちを集めて食事を提供するというものではなく、経済的な問題や保護者の体調不良などの事情で子どもに食事を食べさせることができない時に、クリニックに来てもらって食事を提供するというスタイルにしている。時間は月~金曜日の午後5時から6時半までの間とし、食事代は無料としている。
開設からの8ヵ月間に4名の利用があった。その理由を報告する。1名は母子家庭で、母親の精神疾患の悪化のため、1名も母子家庭で、母親が病気で施設入所したため寮に入るまでの夕食がなかったため、その他2名は母親が妊娠中で食事を作れないための利用であった。こういった子育て支援がどこまで有効なのかは不明であるが、医療者が家庭での困り感を理解することができ、さらに保護者の子育てをバックアップすることで安心感につなげることができればと考えている。
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