小児が発端者であるインフルエンザの家族内感染調査
演題
小児が発端者であるインフルエンザの家族内感染調査 -共同研究のお誘い
所属・演者
こうどう小児科(宇治市) 幸道直樹
抄録
インフルエンザの家族内感染発生率は20-30%と報告されているが、家族内の個人単位の調査では半分以下との報告もある。これまで発症者と非発症者においてワクチン歴や感染歴、年齢などについて検討した詳細な報告は少ない。昨シーズンに調査した結果では50家族中23家族で家族内発症が認められた。その同居家族数は83人で34人が発症、また発症者が出なかった27家族での同居者は85人であった。発症率では母親>父親、小児の発症>成人であったが、ワクチン履歴、昨年度のインフルエンザ罹患歴には差を認めなかった。
今回は共同研究を行ってさらに詳細に検討したい。
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