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演題
境界年齢発症の女児思春期早発症治療における問題点
所属・演者
こうどう小児科(宇治市) 幸道直樹
抄録
女子の思春期早発症は1:7才半未満で乳房発育が起こる 2:8才未満で陰毛が出現する 3:10才半未満で初経が起こるなどで定義されている。5歳未満で発症する特発性は身長予後改善の点からもLHRHアナログによる治療の適応となるが、小学校健診で発見される1-2年生女児の早発症は身長予後改善の有効性の知見は乏しく、社会的、精神的適応も考慮する必要がある。当院で経験している境界年齢発症の女児思春期早発症例を紹介してその問題点について論じる。
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