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兵庫県の休日夜間急病センターでの抗菌薬処方動向調査

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演題

 兵庫県の休日夜間急病センターでの抗菌薬処方動向調査

演者

 明神翔太(医)

所属

 姫路赤十字病院

抄録

 小児外来領域における抗菌薬処方動向調査や介入についての確立した方法はない。今回我々は神戸こども初期急病センター(以下 神急)と姫路市休日夜間急病センター(以下 姫急)における内服抗菌薬処方動向調査を行った。調査年と受診者数はそれぞれ神急2014年4月~2018年3月、平均3万人/年で、姫急2014年9月~2018年3月、平均2万人/年であった。両施設ともに全受診者の10%前後に抗菌薬処方があり(神急7~11%、姫急10~16%)、経年的にいずれも6~7%程度の低下傾向を認めていた。処方対象は、両施設とも急性気道感染症に対するものが多く、年齢・疾患を問わず第3世代セフェム系薬が多かった。調査結果からまずは急性気道感染症に対する抗菌薬処方を削減しうると考えられた。今後は調査を継続しながらその介入手法を確立し、全国にその手法を展開していく。

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