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こどもを尊重したかかわりを求めてPart2

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演題

 こどもを尊重したかかわりを求めてPart2 ~抱っこ採血で時間を要したこどもの要因と今後のかかわり方~

所属・演者

 かなざきこどもクリニック(堺市) 渡部 恵子

抄録

 当院では本年3月よりこどもを尊重したかかわりの一つとして「抱っこ採血」の取り組みを始めた。従来までのネット採血(母子分離しネットで固定)と抱っこ採血(母子同室保護者が抱っこ)を、採血所要時間・採血の成功率および溶血率について比較検討した。その結果1.抱っこ採血の方が所要時間を短縮できた2.溶血率・穿刺回数ともに抱っこ採血の方が低かった3.保護者からのアンケート調査からも抱っこ採血に対して、肯定的な意見が大半であった。また、発達段階に合わせたプレパレーションを行い、心の準備ができるのを待つことの必要性とこどもの頑張る力を実感した。
 そこで、引き続き抱っこ採血の実施数と、採血に時間を要したこどもの要因と今後のかかわり方について調査・検討した。

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