小児の総合医療と外来医療に関する研究と教育、そして小児医療の向上を目指して!

開業耳鼻科で治療した小児急性中耳炎の重症度

<= 「第35回近畿外来小児科学研究会」に戻る

演題

 開業耳鼻科で治療した小児急性中耳炎の重症度・治療・予後
  ~ 単施設でのパイロットスタディー ~

演者

 ○前田 稔彦(医)、前田 雅子(薬) 1)、西村 龍夫(医)2)、笠井 正志(医)3)、矢野 寿一(医)4)、松元 加奈(薬)、
森田 邦彦(薬)5)

所属

 1)まえだ耳鼻咽喉科クリニック、2)にしむら小児科、3)兵庫県立こども病院、4) 奈良県立医科大学、5)同志社女子大学薬学部

抄録

 急性中耳炎の小児(0~15歳、224人)を対象に、小児急性中耳炎診療ガイドライン2013に基づいて重症度を分類した上で、治療と予後を後方視的に調査した。その結果、中耳炎の重症度は軽症79%、中等症17%、重症4%で、患者の8割が抗菌薬を投与せず経過観察が推奨されるレベルだった。初診時に抗菌薬が処方された割合は、重症で56%、中等症32%、軽症7%であった。抗菌薬投与の平均日数は重症6.0日、中等症5.5日、軽症6.6日、平均治療日数は重症9.0日、中等症7.3日、軽症6.1日であった。多変量解析の結果から初診時の抗菌薬の投与は治療日数に影響していないと判断された。小児急性中耳炎は重症度の判定を行うことで、抗菌薬の投与を避けることが可能なことが推察された。現行のガイドラインを遵守することで抗菌薬の投与を減らすことができる可能性があると考えられる。

a:208 t:2 y:1

powered by Quick Homepage Maker 4.73
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional