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茨木市予防接種委託医のワクチン損失トラブルに関するアンケート報告

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演題

茨木市予防接種委託医のワクチン損失トラブルに関するアンケート報告

所属・演者

橋本こどもクリニック(茨木市) 橋本裕美

抄録

 近年我が国では乳幼児に対する予防接種の種類、回数の急増に伴い、予防接種委託医の負担が増大し、多忙な中に不適切な接種といわれる事例も発生している。公的接種においては接種対象者の年齢、接種間隔など規定を外れたものに誤って接種した場合には、実害がないものであっても委託料が支払われない。しかも最近はワクチン代金が非常に高額となっていることから経済的損失を被るリスクが増大しているが、現状ではこれが十分に保障されていない。
 今回当市の予防接種委託医が、接種時に注射器を落とした、期限切れになった、準備ののちに接種不適格と判ったなど、何らかのトラブルでワクチン液を使用できなかったケースがどのぐらいあるのか、委託料を支払われなかった経験もつ委託医がどのぐらいあるのか現状把握のため本年4月にアンケート調査を行ったので報告する。予防接種委託医療機関109施設のうち63施設より回答を得た。このうち27施設43%で委託料が受けられなかった経験を持っていた。

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