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発達障害児におけるデジタルメディア使用状況の調査

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演題

 発達障害児におけるデジタルメディア使用状況の調査

演者

 ○西村 弥生子(医)、西村 龍夫(医)

所属

 医療法人涼楓会 にしむら小児科

抄録

 小児においてデジタルメディアは、余暇やコミュニケーション手段、学習手段として使用されている。今回、2019年3月の1ヶ月間に当院を受診した3歳以上の幼児から小学生の母親199例にアンケート調査を行い、デジタルメディアの使用状況、発達障害の診断名との関連性、現在実際に役立っているかについて確認し検討した。結果、発達障害児群では定型発達児群に比べ、デジタルメディアは楽しめるもの、コミュニケーションに役立つ、これからも使わせたいという母親が多かった。ゲームの使用割合、ルールの順守については両群間に差をみとめなかったが、発達障害児群で知育アプリの使用割合が高かった。診断名別の検討では、特に自閉スペクトラム症児群においてデジタルメディアが役立っていると考えている母親が多かった。発達障害児の育児にデジタルメディアが役立っていると感じている母親は多く、効果的な使用ができるよう支援する必要があると考える。

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