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小集団による「予防接種スケジュールをたててみようの会」の評価

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演題

 小集団による「予防接種スケジュールをたててみようの会」の評価

所属・演者

 たかだこどもクリニック(生駒市)、神戸市看護大学*
   太田まり絵、長井絵美、中野希巳江、辻本由美子、中野吏沙
   中矢稚佳奈、大倉典子、仁科美由紀、高田昌代* 高田慶応

抄録

 当クリニックでは、保護者が子どもの予防接種の理解を深めるための支援として、小集団の「予防接種スケジュールをたててみようの会」(以下「予防接種の会」とする)を開催している。今回、この会の有効性を接種率と接種決定の経緯から検討したので報告する。
 「予防接種の会」に参加した保護者64名(参加群)と、同年齢の参加していない来院患児の保護者64名(非参加群)を比較した。有効回答86名(参加群47名、非参加者群39名)。接種率では参加群が非参加群に比べてロタ、B型肝炎で有意に高く、「予防接種の会」が任意接種の必要性などを理解する機会となっていると考えられた。予防接種について役立った情報として「スタッフからの指導」からも多く、日常の関わり大きな情報源になっていることが明らかであった。小集団指導は正しい知識や信頼がおける内容を必要とする任意予防接種の接種率向上には効果があると思われた。

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