子ども自身が語る子どもの権利条約 -和歌山と大阪での取り組み-
演題
子ども自身が語る子どもの権利条約 -和歌山と大阪での取り組み-
演者
○武内 一(医)1)、佐藤 洋一(医)2)、徳丸 ゆき子(他)3)、Vaghri Ziba(他)4)
所属
1) 佛教大学社会福祉学部、2) 生協こども診療所、3) 認定NPO法人 CPAO、4) University of Victoria
抄録
国連子どもの権利条約」の各条文について、それぞれの国での政策や制度の現状を踏まえ改善すべき点がないかを、子どもたち自身が話し合う取り組みがある。この子どもによる子どもの権利条約の検証は、子どもの権利擁護の総合的な仕組みづくりを目指す「グローバル・チャイルド(GC: 世界の子ども)」にある「グローバル・チャイルド・ライツ・ダイアログ(GCRD:世界の子どもの権利対話)」が世界中に呼びかけ行っている。GCRDはカナダの研究者を中心に、子どもたちが考える子どもの権利条約に基づいた子どもの権利に関して各国政府に対する子ども自身の意思表明として進められている。国際社会小児科学小児保健学会(ISSOP)から日本でのGCRDへの取り組み要請があり、10-17歳の子どもたちを対象にいくつかの条文に対する意見交換を和歌山市と大阪市で実施することができたので、その取り組み内容を報告する。
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