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ニトリルグローブを用いた手指熱傷に対するなつい式湿潤療法

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演題

 ニトリルグローブを用いた手指熱傷に対するなつい式湿潤療法(R)

演者

 岡田 清春(医)

所属

 おかだ小児科医院

抄録

 なつい式湿潤療法(R)とは、なついキズとやけどのクリニック院長夏井睦医師が普及させた、外傷や熱傷治療に消毒薬やガーゼ、細胞障害性のある外用剤を一切使わず、適切な被覆剤を用いて、創面を覆い乾燥させずに治癒を図る治療法である。従来の治療法に比べ、痛みが少なく、治癒した瘢が残りにくい。特に熱傷治療においては、治療中の痛みが軽減するだけでなく、皮膚移植が必要になることはほとんど無く、患者のQOLが向上するだけでなく、医療費も安くなる。
 小児の熱傷で特に被覆に難渋するのは手指の熱傷である。今回筆者は手指の熱傷に対し、西藤成雄先生が手湿疹のODT療法にニトリルグローブを用い効果的だったという報告からヒントを得て、ニトリルグローブを用いたところ、比較的処置もしやすく、きれいに治癒したので報告する。

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