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「とびひ」に内服抗菌薬は必要か?

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演題

 「とびひ」に内服抗菌薬は必要か?

所属

 こばやし小児科(兵庫県高砂市)

演者

 小林謙(医)

抄録

 「とびひ」は細菌による皮膚感染症のため、当院における今までの治療は内服抗菌薬が1st. choice であった。しかし、小児皮膚科学会は「通常のごく軽い場合には抗菌薬の軟膏、なかなか治らない場合は外用抗菌薬を変更、どんどん広がる場合は抗菌薬の内服」、日本臨床皮膚科医会は「通常の場合は抗菌薬の軟膏、なかなか治らない場合は外用抗菌薬を変更、なお難治の時は抗菌薬の内服」、日本皮膚科学会は「ごく軽い場合は外用、通常は抗菌薬の内服」と、先ずは外用抗菌薬での治療を推奨している。また、日本では2016年に「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」が取りまとめられ、抗菌薬の適正使用が求められる時代になっている。そこで、今年度は外用抗菌薬を1st. choiceとして「とびひ」の治療を実施したので、その結果を報告します。

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