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長い経過を経て代理によるミュンヒハウゼン症候群と判明した1例

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演題

 長い経過を経て代理によるミュンヒハウゼン症候群と判明した1例

演者

 福田 弥一郎(医)

所属

 福田診療所(大阪市)

抄録

 生後7か月の初診時から約3年の経過を経て、代理によるミュンヒハウゼン症候群(MSBP)と診断するに至リ、数回の母子分離ののち、初診から5年半後に漸く家裁の審判を得て、児童福祉法28条に定める措置入所となった症例を経験した。患児は、当初微熱の持続や不明熱を主訴として当院を受診。数回の精査入院を行ない、部分的中枢性尿崩症の疑い、および、部分発作の二次性全般化の可能性が高いと診断。以後、DDAVP点鼻や抗てんかん薬投与など様々な治療が行われた。しかしその後、母子での無理心中を図り行政が介入、その調査の結果、それまで母があったと述べていた頻回の救急搬送や病院の救急受診、入院などがほぼ全て虚偽であったと判明。MSBPとの診断に至った。その後、患児が一時帰宅中に淋病に罹患、ついに措置入所となった。その後の経過も含めて、一小児科医が約10年の長きにわたって関わることになった児童虐待の一例を報告する。

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