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当院におけるHPVワクチンの接種状況と接種後調査

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演題

 当院におけるHPVワクチンの接種状況と接種後調査

所属

 医療法人涼楓会 にしむら小児科(大阪府柏原市)

演者

 ○西村龍夫(医), 西村弥生子(医)

抄録

 HPVワクチンは2013年6月に積極的勧奨が行われなくなったため、その後数年間にわたり当院での接種希望者はほとんどいなかった。村中氏を筆頭とする様々な情報発信を受け、2017年11月から来院する接種対象者全員を対象に、勧奨文を印刷して渡すシステムを構築した。その後徐々に接種数は増加し、2018年には年間40接種、2019年は9月末までで78接種(49名)とピーク時の約半数まで回復した。
 今年度に接種した患者45名に電話でのアンケート調査を行った。接種の動機は当院からの知らせが29名(64%)ともっとも多く、続いて友人、知人が接種していたからが8名(18%)であった。36名は接種前に不安があったと回答し、接種後の体調不良は7名に接種後数日間にわたる痛みがあり、2名は接種後に迷走神経反射と思われるふらつきがあったと回答した。接種率向上のためにはクリニックからの個別勧奨が効果的であると思われた。

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