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基幹病院におけるフィルムアレイ呼吸器パネル検査

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演題

 基幹病院におけるフィルムアレイ呼吸器パネル検査と地域小児科グループにおける情報共有について

所属

 1)こうどう小児科、2)宇治徳洲会病院小児科

演者

 ○幸道直樹(医) 1)、篠塚 淳(医) 2)

抄録

 FilmArray(FA)による検査は、簡易な検体処理で目的とする十数種類の病原微生物の遺伝子を全自動で検出する。呼吸器パネル2.1は2020年7月に保険適用が承認されたが高額な検査機器でもあり一般診療所には普及せず保険上の制限もあり基幹病院での採用が主となっている。
 宇治徳洲会病院では2020年9月にFAを導入。COVID-19流行期において、小児では発熱または呼吸器症状を有する入院時検査として、成人では肺炎症例におけるセカンドライン検査としてFA検査を使用した。特に小児においては何らかの病原体を検出する割合は6割を超え、正確な診断治療にかかせない検査となっている。
 宇治久世医師会小児科グループでは、2023年3月より徳洲会病院に依頼し、検査情報の共有が実現した。本情報は一般診療所小児科医の日常診療においても極めて有用であるのでその運用について報告する。[br]

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