咳嗽診療における診察満足度と投薬の役割
演題
咳嗽診療における診察満足度と投薬の役割
所属
にしむら小児科
演者
西村 龍夫
抄録
【目的】小児急性咳嗽において、診察満足度や鎮咳薬投与が経過や保護者の評価に与える影響を検討した。
【方法】上気道炎症状で受診した1~6歳未満の児を対象とした多施設共同観察研究。受診日よよび翌日に保護者が咳嗽の程度を評価し、診察への満足度(理解・共感・不安解消など)はウェブ上で回答を得た。咳嗽改善度は初診日と翌日の合計スコア差で評価した。
【結果】診察満足度は咳嗽の改善度と有意な関連を示さなかった。一方で、鎮咳薬投与群では「共感的」「咳の理解」などの項目の評価が有意に低下し、満足度全体も低い傾向を示した(p<0.01)。
【結語】診察満足度は咳嗽経過に直接影響しなかったが、鎮咳薬の処方は保護者の満足度を下げる可能性が示唆された。咳嗽診療では薬剤よりも説明と共感的対応が重要である。
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