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保育中に提供されたりんごの誤嚥による重大事故報告書5件の比較検討

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演題

 保育中に提供されたりんごの誤嚥による重大事故報告書5件の比較検討

所属

 保坂小児クリニック

演者

 保坂 泰介

抄録

 保育中の誤嚥による、死亡例含む重大事故の報告書は、こども家庭庁HPに現在13件公表され、うち提供されたりんごが原因とみられる事案が5件あり、食事中の事故の最多の原因となっている。今回、この5件の事故報告書を比較検討し、その特徴や注意点について調べたので報告する。「事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン(平成28年)」には、りんごは「(完了期までは)加熱して提供する」と明記されているが、5件いずれも順守されていなかった。令和5年度の国の調査報告では、りんごを加熱して提供している施設は6割弱にとどまっていた。またこの報告では、りんごによる重大事故が繰り返されていることを踏まえ、「基本的に使用を避け、どうしても食べさせる場合は、離乳食完了期までは加熱して与える」と表記されている。結論的には、りんごは乳幼児にとり誤嚥リスクの高い食品であることを認識し、保育中の提供は避けるのが望ましい。


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