乳児後期健診で測定したヘモグロビン値
演題
乳児後期健診で測定したヘモグロビン値
所属・演者
にしむら小児科 西村 龍夫
抄録
平成27年4月から平成29年9月まで、にしむら小児科を乳児後期健診で受診した児のうち、貧血のチェックを希望された231例に対し、指先穿刺による微量採血でヘモグロビンを測定した。平均値は12.11±1.01g/dLであり、29例(12.6%)がWHOの貧血基準である11.0 g/dLを下回っていた。MCHの平均も24.34±3.22pgと低値であった。ヘモグロビン値は月齢、性別では差がなかったが、集団生活を行っている児で高い傾向にあった(p=0.068)。現代では離乳食の中で鉄分を補給する機会が少なくなっているため、小球性貧血に対し十分な注意が必要であると思われた。
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