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アトピー性皮膚炎の治療と食物アレルギーの予防

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【 特別講演 】

演題

 アトピー性皮膚炎の治療と食物アレルギーの予防

所属

 名古屋市立大学大学院医学研究科環境労働衛生学教室

演者

 大矢幸弘

抄録

 国内外の出生コホート研究は、乳児期早期発症のアトピー性皮膚炎がIgE依存性食物アレルギーの最大のリスクファクターであることを明らかにした。我が国の多施設共同研究であるPACI studyは650名の早期発症アトピー性皮膚炎乳児に対するランダム化比較試験により、徹底した全身の外用療法によって食物アレルギーの発症を抑制できることを実証した。抗原食物の早期摂取による食物アレルギー発症予防効果に関しては、ピーナツアレルギー予防のLEAP study, 鶏卵アレルギー予防のPETIT study, 牛乳アレルギー予防のSPADE study、に続き、日本から多種抗原食物の微量摂取による有効性が14のプライマリケア施設によるランダム化比較試験によって実証された。乳児期の湿疹に対する早期の積極的な治療と抗原食物の早期摂取により、乳児期発症の食物アレルギーは激減させることが可能な時代に入っている。


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